Introduction イントロダクション

いくつもの世界線を越えてきた彼らの物語は、ついに劇場へと収束する

「狂気のマッドサイエンティスト」を自称し、いまだ厨二病をひきずる大学生・岡部倫太郎。秋葉原の片隅、「未来ガジェット研究所」で偶然、過去へと送信できるメール「Dメール」を発明してしまったことから、彼とその仲間たちは世界規模の大事件に巻き込まれることになる。本作「シュタインズ・ゲート」は、タイムパラドックスにより引き起こされる悲劇と、それに立ち向かう仲間たちの絆を描く物語である。

Xbox 360用ゲームとして発表された原作は、先の読めない展開と、張り巡らされた様々な伏線が一気に回収されるクライマックスが話題となり、一大ムーブメントを巻き起こした。他機種への移植版やコミック、小説などへのメディアミックスも多数展開され、2011年4月にはTVアニメが放映開始となる。リアルと“想定科学”の入り混じる独特な世界観を鮮烈に描き出し、原作の魅力を最大限に引き出したストーリー構成によって、更なる反響を呼んだ。

そして今回、「シュタインズ・ゲート」は劇場という舞台で、まだ誰も見たことのない結末へと収束する―。制作にあたりTVアニメスタッフが再結集すると共に、原作MAGES.がストーリーを完全監修。本編トゥルーエンドの”その後”に起こる事件を、完全新作で描き出す。劇場版新ビジュアルに描かれた、2人の牧瀬紅莉栖。彼女が胸に抱く白衣と、流す涙の意味は…?すべては2013年春、いま再び、「シュタインズ・ゲート」の世界線が動き出す。